おなかを育てる基礎知識16

便秘解消「腸もみ」実践編

便秘解消「腸もみ」実践編

腸もみで便秘解消!?

前回15からの続きで「腸もみ」の実際について解説していきます。腸には小腸と大腸があり、長い臓器なのでそれぞれ分けて、腸もみを行っていきます。

まずは小腸もみです。へその真上に両手を重ねます。このとき、左右どちらの手が上になっても構いません。手のひらでおなかを包むイメージで優しく圧迫します。決して痛くなるほど押さえないでください。手はおなかに密着させたまま位置を変えず、時計回りにゆっくりと圧迫を加えていきます。1周あたり5~10秒を目安にしてください。呼吸は止めず、ゆったりした気持ちで行います。これを10周程度行います。

次は大腸もみです。大腸は便がかたまるところなので、便秘の人は大腸もみがとくに大切です。まずは利き手を下にして手を組みます。利き手の人差し指から薬指で圧迫を加えていきます。ポイントが5ヵ所あるので、それを1ヵ所ずつ押さえていきます。圧迫する場所を表面の図で確認しましょう。

5ヵ所のうち、①から⑤の順に息を吐きながら押さえていきます。便秘の人では硬さや痛みのある場所が多いかもしれません。硬さや痛みがあれば、そこを重点的に押さえます。何度か重点的に押さえると、硬さや痛みが和らぐと思います。痛みが和らがなかったり、余計に痛くなるようなら、無理をせずゆっくり大腸全体をなでる程度にしてください。⑤のところが「S状結腸」といって便がたまりやすいところです。便秘の人は、とくに⑤を重点的に押さえてやりましょう。

監修:理学療法士・整腸セラピスト 坂井正宙先生

参考文献:坂井正宙著 『図解入門 よくわかる 便秘と腸の基本としくみ 腸から健康を作る』(秀和システム)