おなかを育てる基礎知識20

おなかイキイキ腸トレ

おなかイキイキ腸トレ

腸腰筋の筋トレでおなかイキイキ!

今回は腸腰筋の筋トレについて解説します。

なぜ筋トレをするとよいのでしょうか。筋肉を強くすれば体を動きやすくできるということもありますが、それだけでなく筋トレをすると筋肉は伸び縮みします。このときポンプの作用で筋肉の中にたくさん張り巡らされている毛細血管内の血液循環が促されます。筋肉は血液から酸素や栄養を受け取り、血液に老廃物を流しています。そのため、血流がよくなると筋肉は質がよくなり、柔らかくしなやかになります。腸腰筋のすぐ前には大腸や小腸があるので、腸腰筋がよく動くようになるとそれだけ腸にも刺激が加わり、便秘改善も期待されます。

では腸腰筋の筋トレの具体的な方法をお伝えします。
まず、イスやベッドの端に腰かけます。背筋を伸ばして、片脚を持ち上げます。次にゆっくり脚を下げます。これを10回1セットとして、左右両側で行います。猫背になると腸腰筋が働きにくくなり、腸腰筋の筋トレの効果が半減します。物足りない人は、手で抵抗を加えたり、重りを足首に巻くと、負荷量を増やすことができます。
続いて、立位での腸腰筋の筋トレを解説します。背筋を伸ばして立ちます。片脚を高く上げます。これを左右交互に続けます。膝をみぞおちの高さまで持ち上げるように意識して行ってください。バランスを崩さないよう、安定した台などに軽く触れながら行ってください。こちらも10回1セットとして行います。簡単な運動ですが日頃から意識して行っていれば少しずつ体は変わります。腸から健康を作るという意識で取り組んでみてください。

監修:理学療法士・整腸セラピスト 坂井正宙先生

参考文献:坂井正宙著 『図解入門 よくわかる 便秘と腸の基本としくみ 腸から健康を作る』(秀和システム)