おなかを育てる基礎知識4

うんちは何でできてるの?

うんちは身体からのお便り

うんちというと、クサくて汚い。そんなイメージが定着していると思います。しかし、うんちはあなたの健康状態を知るためのバロメーターなのです。健康な生活を送るためには、腸内環境が良好であることが欠かせません。うんちをチェックすることで腸内環境を確認できるのです。

うんちは75~80%が水分で、残りの20~25%が固形分です。うんちというと「食べ物の残りカス」というイメージが強いですが、実際には食べ物のカスは固形分の1/3に過ぎません。残りの固形分は、1/3が腸壁からはがれ落ちた粘膜(皮膚でいうアカのようなもの)で、あとの1/3はなんと腸内細菌です。

腸内環境がよく善玉菌が多ければ、腸内では発酵が起きています。一方、腸内環境が悪く悪玉菌が多ければ腐敗が起きます。もし腐敗が起きていれば、うんちは臭くなります。このようにうんちは腸内環境によって状態が変わるのです。

におい以外のチェックポイントは、性状(ほどよい柔らかさか)、量(スッキリ出た感じがするか)、色(黄~黄土色)などです。食事が偏っていたり、生活習慣が乱れていたりすると、悪玉菌が増え、うんちの状態は悪くなります。

うんちのことを「便」ともいいますが、便という字は「 便 たよ り」と読むこともできます。まさしくうんちは身体からのお便りなのです。うんちが出たらチェックして、日々おなかを育てましょう。

監修:理学療法士・整腸セラピスト 坂井正宙先生

参考文献:坂井正宙著 『図解入門 よくわかる 便秘と腸の基本としくみ 腸から健康を作る』(秀和システム)