おなかを育てる基礎知識5

善玉菌の増やし方

善玉菌を増やして、腸内環境を改善

健康な人の腸内には100~1,000兆もの腸内細菌がおり、善玉菌が2割、悪玉菌が1割、日和見菌が7割で存在しています。

一番多い日和見菌は、善玉菌と悪玉菌のうち勢力の強い方の味方をします。ですから常に善玉菌が優位な状態を作っておかなければなりません。

善玉菌はオリゴ糖や食物繊維など「糖」の一種を食べることでエネルギーを得ています。善玉菌を活性化し増やすためには乳酸菌をとることも大切ですが、それと同時に善玉菌に栄養を与えることも大切です。

ちなみに、乳酸菌などを摂取して腸内細菌のバランスを改善することを「プロバイオティクス」といいます。そして、オリゴ糖や食物繊維など、腸内細菌のエネルギー源となるものを摂ることを「プレバイオティクス」といいます。言葉が似ているので間違えやすいですが、善玉菌を増やすためにはどちらも大切です。

オリゴ糖や食物繊維を摂ることで便秘の軽減作用があるという研究もあります。これは、オリゴ糖や食物繊維によって善玉菌が増加したためと考えられています。プレバイオティクスのよいところは、もともと自分の中にいる善玉菌を増やせるところです。

日頃から善玉菌をたくさん摂り、よい働きをしてくれる善玉菌にエネルギーを与えて、しっかり働いてもらいましょう。

監修:理学療法士・整腸セラピスト 坂井正宙先生

参考文献:坂井正宙著 『図解入門 よくわかる 便秘と腸の基本としくみ 腸から健康を作る』(秀和システム)